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プルーフリーディング(Proofreading)校正の仕事

一般書籍、文庫(PHP研究所)、OCRによるデジタル原稿の校正
月刊誌『マイバースディ』(マイバースディ編集室)、『Article』(早稲田経営出版)


校正内容から入って校正の形式を立てる
 原稿整理(初期入力)で出された疑問は、コンポージィングノートに現れます。校正の内容からスタートします。『プロセス校正』と名付けた立脚点は――校正内容のチェック――を着実に行い、校正の形式である初校・再校・三校の校正に与えられた初校の仕事(仕事の目的)をまず正しく遂行することです。逆説的ですが、内容から校正に入ることを、ただプロセス校正といっているだけです。
 初校の目指すべき作業内容を遂行しなければなりません。初校の目的を達成するのです。
 しかしまた、目を変えて、校正内容の疑問出しを続け、かくして再校の仕事の目的を立てるのです。校正到達度95%を詰め、三校は最終的な校正で、校正作業の過去(過程)にミスがないか再確認します。
 校正作業内容が一目で分かるように、『校正ノート』は校正が終了するまで、原稿に添付されていなくてはなりません。
 原稿に添付されるのは、1)コンポージィング指示書 2)コンポージィングノート 3)初校校正ノート 4)再校校正ノート 5)三校校正ノートとなります。
 校正者の専門知識はそれだけでは断片にすぎない。校正者の知識の産出物を編集者がチーム「共同の課題」として統合する。そしてはじめて、知識は生産的となる。校正者は「何を疑問とし」「何を知ってもらいたいか」「何を理解してもらいたいか」徹底的に考えることである。
 校正者は編集者に理解されるよう努力をする責任がある。疑問や知識を出さない校正者は無益な存在でもある。そして編集者に不安を与える。校正者は自らの知識の産出物の有用性に強い関心を持ち、成果を上げるために、自らの仕事に対して「何を疑問とし」「何を理解したか」編集者が理解できるように努めなければならないだろう。
 小社の校正者は、他の校正者が陥ったチェック機能のもたない、無意識な間違った仕事、間違った方法を、校正のプロセスに深く立ち入り、チェック機能の歯止めをし、意識的に正しい仕事を正しい方法に改めなければなりません。こうして考えられたのが、プロセス校正の進め方です。それは「この原稿を校正して下さい」という仕事の出し方、受け方ではなく、過去の反省に立って「こうやってここを注意して校正して下さい」という仕事の出し方への変更です。こうすれば、ある一定の能力を発揮した校正者は、より高次の能力をマニュアルに従って発揮することでしょう。
 システム的な、プロセスを大切にした仕事の出し方への変更です。この仕事のプロセスで校正者は人材として育成されていくのです。小社は編集者に負担のかからないようスタッフをマネジメントします。


■プロセス校正 校正の形式および内容のポイント
初期入力
 現在のコンポージィングノートを充実することによって、編集者からのご指示を整理できることができますので、申し送りをきちんとすることが必要かと思います。
原稿整理
 コンポージィング指示書に基づいて、行ドリなどフォーマットを整えるようにする。
初校
 初期入力したものについては、コンポージィングノートとそれに基づいたご指示によって、チェックポイントを確認する。
 ゲラで受けたものについては、ご指示を受けて校正に入る。
再校
 初校の作業上で洩れた統一などの確認。新たな疑問点の洗い出し。
著者校
 追加原稿などは再度、文字統一などのチェックポイントを確認する。
三校・校了
 最終的な校正に入るため、すべての誤字、脱字の点検とチェックポイントの確認。
 疑問がある場合は、整理して申し送る。
校正ノート
 校正者の校正記録でもある。校正内容のチェックポイントNo.にそって、疑問点洗い出し、何を申し送りとしたかなど、校正者の意見を整理してノートする。校正のステップごとに添付され、校正の推移が一目でわかるようにする。
 申し送りが全体になる場合は、備考欄にノートする。

正者 E.Nさん 39歳 牡羊座 O型 神奈川県藤沢市在住

赤ペン、鉛筆、消しゴム、Q数表(書籍の組方をチェックするスケール)、調べものをするツールとして辞書類(国語・漢和・古語・英和・和英などの各種辞典、各種用語辞典)、参考書籍、パソコン、これらは仕事をするうえでの必需品。極端な話、ゲラが広げられて、これらのものが使える場所であれば、家中どこでも“仕事場”となります。
 というのも……。ずっと書斎の机に向かって仕事ができればそれにこしたことはないのですが、私の場合は子どもがそれを許してくれません(13歳の娘はともかく、問題は3歳の息子です)。基本的に息子が幼稚園から帰って寝るまでの時間は仕事はしない方針ですが、そうもいっていられないのが現実。よって必要に応じて、ゲラとそのとき必要な資料を抱えて、書斎・居間・ダイニングと作業机を求めて家の中をさまよいます(笑)。絶対に汚してはいけないゲラの扱いに神経を使い、資料を開いては閉じの移動は面倒ですが、ちょっと考え方を柔軟にして、「可動型(!?)に徹すれば、この時間も有効に使える」と思うことで納得しています。
 仕事の性格上、“調べもの”はつきものですが、その最強のツールはなんといってもパソコンです。各種辞典もネット上で利用できますし、なんといっても自宅にいながらさまざまな情報を一瞬にして入手できるのが最大の利点です。といっても、情報の信頼性という点で、その扱いには細心の注意を払い、慎重な対処をしています。その点を差し引いても、時間的な制約のある仕事ですので、やはり効率アップの手段としてかなり有効です。
 このように、私の仕事場は通常は家の中ですが、仕事の内容によっては(表記の確認・原文とのつき合わせを要するものなど)、書店や図書館に資料を探しに行くこともあります。

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